では子供の発達にとって個室はどういった役割をもつのでしょうか。この問題について考える前に子供の発達について簡単にみてみます。
・自分の場所への欲求は三歳から!
まず、私たちは他人に邪魔されない自分の場所をいつ頃から欲しがるのでしょうか。おそらく誰でも子供の頃教室で二人掛けの席に並んでいる時、隣の子と「ノートが僕の場所に入ってきた」「いや、ここからここまでが僕の場所だ」と言い合った記憶があると思います。第一章でも触れた、こうした「なわばり欲求」の発達についての詳しい研究はまだ充分なされてはいないようですが、登校拒否と個室利用の関係を調べている静岡大学の外山知徳によれば、それはおおまかに次のようになります。まず乳幼児期には母親に代表される安心できる場所への欲求があり、それが拡大分化すると同時に、学齢期になって自分の場所という意識が形成されます。そして家の中にプライバシーを守れる空間を欲するようになるのは思春期だとされます。実際、小.中・高校生を対象とした調査では、小学校五・六年生の段階ですでに七八%の子供が自分専用の個室を欲しがっているという報告もあります。しかも家族も含む他者の侵入に対する抵抗感は小・中・高と学年が進むにつれて高くなります。このことを示すように、小中学生が子供部屋を欲しがる理由は.人になる、他者の干渉からの自由」というのが大半となっています。昔から当たり前のように言われている安全な方法は改めて確認しましょう。その他の不動産に関する情報は、←こちらのサイトからたくさん見られます。アメリカ合衆国の研究でも寝室の扉を閉じるようになる年齢は一○.一三歳といわれています。このように個室確保の欲求は思春期が一つのポイントになりますが、部屋とまではいかなくても自分の場所に対する欲求はもっと早く、三歳頃にすでにみられるといいます。

FH006_L

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。