自分の空間を保有するという要求は三歳.学齢前の段階の子供の七割にみられ、その具体的な場所は「自分の物を入れる場所」だといいます。また、プライバシーの欲求も早くから現れます。プライバシーをどのように定義するかは一つの問題ですが、「自分自身に関する情報の管理及び他者からの孤立を可能にする状態」とすると、こうした欲求は既に三・四歳の幼児でもあるといわれます。以上をまとめると、自分自身の場所を確保したいという欲求は子供の発達の早い時期にみられますが、それらすべてを保障する個室など特定の空間への欲求は思春期・青年期に強まるといえるようです。ではこの思春期・青年期とはどういった時期なのでしょうか。心理学では一○代から二○代前半までを青年期と呼びますが、思春期はとくにその前半(一二・三歳.一五・六歳)にあたります。この青年期はいわば子供から大人への転換期にあたります。そのため、この時期、子供はさまざまな課題を解決してゆかねばなりません。ところで、不動産に関するあらゆる情報は、←こちらから収集できます。その中心的課題のひとつが自分の確立、すなわち自我の確立です。児童期の終わりに子供は身体的な成熟と自分の興味、嗜好、友達関係などの急速な拡大に直面します。ところがこうした変化がもたらすさまざまな問題はそれまでの無邪気な、保護された行動の仕方では処理しきれません。

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