では子供部屋で子供たちはいったい何をしているのでしょうか。親の立場からすればこれが一番気になるところでしょう。
低学年は「勉強」で、高学年は「一人になりたい」から部屋にゆく。まず、子供は一日のうち平均するとどれくらいの時間、部屋で過ごすのでしょうか。一日のうち自室にいる時間を調べた調査によれば、小(五・六年)・中学生では一.三時間が多く、高校生になるともっと長くなって三.四時間を自室で過ごす子が最も多くなり、c。他の調査でもほぼ同様の数字が得られています。また男女差では小学生の段階では女子の方が自室にいる時間が長いようですが、その差は年齢が進むにつれてなくなります。子供部屋でしていることの代表は、「勉強」「睡眠」「プライベートな行為」となります。もちろん、実際にはこれに「遊び・趣味」が加わることはいうまでもありませんが、遊びは子供部屋に限らないので、上の三つが子供部屋特有の行為といえるでしょう。さらに子供部屋での行為は年齢とともに変わります。たいていの研究者が指摘するのは、高学年になるほどプライベートな行為が増えるということです。興味深いことには、北浦らの研究によれば、低学年の子供の場合、ひとりになるということは勉強と関連しているといいます。つまりこの頃の子供は三人になる」ということは勉強することと重なるということです。ところが、年齢とともに.人になる」というのは勉強から離れ、独立した欲求となることが示されています。ただ低学年の子供でも、子供部屋の使用が多い子は「自分の大切なものをしまう」「腹が立った時、閉じこもる」三人で考えたり、空想する」ということを部屋でおこないます。たくさんの物件をこちらのサイトから→ご覧いただけます。これはそういった子供では、自分の部屋がプライベートな空間という点で高学年の子と同じような意味をすでに獲得しているということを示します。

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