3.住宅団地に関する研究
本研究ではその計画性や地域開発への関与をみるよりも,わが国における
ニュータウンについては機能の単一性の点から郊外住宅地あるいは郊外住宅団
地などと同意義とみなすことにする。小林(1964)は「住宅団地とは,通常居
住機能である住宅が,数百ないし数千戸集在してまとまった地区を形成してい
るのをさす」と定義した。また木内(1979)はわが国のニュータウン(実際に
は住宅団地のことを指している)について住宅団地や工業団地などのように機
能分化したことを特徴としてあげ,住宅団地の規模もイギリスの古いニュータ
ウンが人口3~10万人であるのに比べて,わが国のそれは人口10万~40万
人と規模が大きいとしている。また別の名称として,山鹿(1957)や藤田
(1972,1973,1974)は,集団住宅地の用語を使用した。以下では日本的な
ニュータウンを住宅団地として表現するが,住宅団地名に「ニュータウン」が
ついているものについてはそのまま使用して議論を進めることにする。

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地理学における住宅団地に関する研究は,その開発の経緯や実態,あるいは
開発にともなう諸問題に関する記述的分析を中心としたものと,住宅団地居住
者の属性に関する研究に大きく分けられる。ここでは郊外化において政策的あ
るいは計画的に役割を果たすことの多い住宅団地の開発や開発にともなう諸問
題,住宅団地居住者に関する研究などに論点を絞って,既往の研究成果を整理
する。

まず,住宅団地の開発に関しては,開発状況や開発結果を記述したり,景観
の変貌を記述説明した多数の研究がある。今朝洞(1979)は東京における住宅
団地を区画面積から分類を試み,類型化された住宅団地の分布と区画が広く高
級とされた住宅団地の分筆などの変容を分析した。同様に山鹿(1957)は東京
西郊を事例として,また小林(1964)や鈴木(1979)は,京阪神都市圏で住宅
団地の分布や開発などの形態面を明らかにした。

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